こんにちは、まりももです。
まりももは、10年前に庭付きの築浅中古住宅を購入しました。
購入して3年ほど経った頃からでしょうか、家の周囲の砂利敷のところから雑草が生えるようになってきました。
むき出しの土ではなく、砂利が敷き詰められているので、購入当初はあまり雑草が生えることもなかったのですが、ちょっとずつ雑草が生えるようになり、だんだんとそのスピードが速くなっていくではありませんか。
最初は、1か月に1回程度少し生える雑草を処理するだけでよかったのが、次第に、1週間もすると、目に余るほどになり、1か月も放置しようとするならば、近隣から迷惑がられるレベルにまで雑草が生えるようになりました。
こうなってからは、毎週末に雑草取りをするようになりました。
この雑草取り、毎週末やらないといけないと思うと時間はとられるし、腰は痛くなるしで、なんとかならないものかと色々調べ始めました。
雑草対策にはどのような方法があるか詳しく調べていく中で、防草シートの存在を知り、防草シートを使った雑草対策を自分でやってみることにしました。
防草シートのメリット・デメリットとは
防草シートとは、水はしっかり通すが、太陽光は遮ることで雑草の成長を防ぐシートです。
防草シートは、公共工事でも雑草対策として使用されていて、大変メリットが多いですが、デメリットもありますのでまとめておきます。
防草シートのメリット
防草シートのメリットについて、私の考えを記載します。
もう少し詳しく説明します。
施工後の雑草のお手入れが格段に楽になる
防草シートを施工した場所については、雑草のお手入れにかかる時間を大幅に削減することができます。
一週間に1回は、家の周りを歩いて雑草を抜き取っていましたが、施工した箇所については、1か月放置しても雑草がパラパラ生える程度ですし、生えているといっても、根を張ることができないので、摘まんで引っ張るとスルっと抜けます。
まりもも家では、既に5年前に家の裏部分を中心に自分でこの防草シート施工しましたが、それ以降、日々の手入れがとても楽になりました。
このように、ほとんど雑草が生えることもありません。
比較的安価に雑草対策ができる
自分でDIYする場合、防草シートと砂利などの材料費が必要ですが、比較的費用がかかりません。
施工面積が狭ければ業者に頼まなくてもDIYが可能
私が行った防草シートの施工手順を次で紹介しますが、施工範囲が狭ければ、全くの素人でもDIYが可能です。
休日に数時間で対応できます。
防草シートのデメリット
防草シートのデメリットについて、私の考えを記載します。
もう少し詳しく説明します。
防草シートに種類があり選ぶのが難しい
ホームセンターやネット通販などで手軽に入手できますが、価格には幅があります。
耐久性などが優れたものは、安価な防草シートに比べるる高価格になりますが、安価な防草シートは、耐用年数が短く、草がシートを突き抜けて生えてきたりするので、注意が必要です。
防草シートむき出しで使用すると景観が悪く、耐用年数が短くなる
防草シートをむき出しで使用すると、公共工事感が出ます。
また、耐久性が弱くなってしまうので、シートの上に砂利をのせたり、人工芝を敷いて使用するのが一般的です。
電車の線路の両脇や高速道路の両サイド、幹線道路の中央分離帯部分に防草シートが使われているのをみかけませんか?
公共工事では、防草シートむき出しで使用されていることが多いけど、自宅の庭がそれだと物淋しい感じになるので、工夫が必要だね。
施工面積が広い場合、DIYは厳しい
防草シートは、施工範囲が狭い場合、私のようにDIYすることが可能です。
ただし、お庭全体を防草シートで対策したいとなってくると、難易度が上がってきます。
プロではないので、スムーズに施工するのは難しいですし、施工日数もかなりかかってくると思います。
防草シート施工する面積が広い、また、施工範囲に障害物があったりする場合は、業者さんに依頼するのが確実です。
防草シートで雑草対策した理由
防草シートは、上記に記載した通り、ネット通販などでも手に入りやすく、比較的施工が簡単で自分でできると思ったからです。それでやってみようと思いました。
一度防草シート施工をすれば、以後簡単な手入れでよくなる点が魅力的でした。
防草シートむき出しの状態では、見栄えがあまりよくありませんが、上に砂利を敷けば景観性を損なうこともないかなと思いました。
防草シート対策前も、砂利敷の状態だったので、既存の砂利を再利用したかったことも理由です。
次から、実際に私がDIYで行った防草シート施工の手順をお伝えしていきます。
防草シートの施工手順(写真付き)
一言でまとめると、ロール状になっている防草シートを除草作業が完了した場所に敷いていき、ピン止めをするだけです。
以下、写真付きで施工の様子を並べます。
(今回は、雑草が集中して生えやすくなってしまった1m×1.5mの範囲だけ施工して、続きは後日する予定。集中して雑草が生えるようになったのは理由がありまして…この箇所、亀の水替えを行っている箇所なのです。)
施工前です。雑草が生えています。
①防草したい箇所の整地をする。
(雑草、ゴミ等は事前に取り除き、砂利もできる限り取り除き、地面は平らに)
③防草シートを端から合わせて敷きつめ、重しなどで固定する
④防草シート用の固定ピンを地面に打ち込む
⑤排水桝などがある場合は、その部分をくり抜く処理をする
⑥最後に防草シートの上に砂利を敷き詰める
今回はここまで。
防草シートの選び方
防草シートとネットで検索するだけでも、多くの種類が発売されており、価格やスペックも様々です。
そんな中で防草シートを選ぶ際には、以下の点に気をつければ問題ありません。
遮光性があるか?
光が通すものであれば、光合成ができてしまうので、雑草はどんどん成長します。
簡単に雑草がシートを突き抜けないか?
一旦、シートを突き抜けてしまえば、雑草はどんどん成長してしまうので、突き抜けられないシートでないと意味がありません。
水をしっかり通すか?
雨水がシートの上に溜まってしまっては、そこに再度土がのり、泥になり、どこからか飛んできた種子から雑草が生えるということになってしまいます。水たまりができないようしっかりシートの下へと水が通っていくものである必要があります。
耐久性があるか?
防草シートは安価なものでは耐久性がなく2~3年で破れてしまうものもあります。せっかく苦労して施工しても2~3年後にやり直すことになっては意味がありません。
これらの点を踏まえて、選んだのが「ザバーン®製防草シート」になります。
公共事業でも使われる(高速道路や幹線道路などでも見ます)防草シートで、遮光性が高く、貫通抵抗力が強く、透水性に優れたバランスの良いシートです。
下記の240Gシリーズで、むき出しの状態で使用した場合の耐用年数が7年~13年、砂利との併用であれば効果は半永久と言われています。
まずは1m×5mのシートと固定用ピンなどがセットになったお試しサイズの商品で試してみて、良ければ、本格的な1m×30mのサイズを購入してみるのもおススメです。
楽天やアマゾンで買えば玄関先まで運んでくれて便利!
雑草対策にどんな方法があるか
防草シートに行き着くまでの間に、色々な雑草対策方法を調べました。
参考に紹介しておきます。
- 手を使った草むしり
- 定期的に業者に依頼する
- コンクリート施工する
- 塩をまく
- 熱湯をかける
- 除草剤
- グランドカバープランツ
- 固まる土
それぞれの特徴とメリット・デメリットをまとめておきます。
手を使った草むしり
軍手とスコップさえあればでき物理的なコストはかからないが、雑草が生える都度行わないといけないため手間がかかる。
草むしりをさぼればサボるほど、雑草の量が増加し、悪循環。
夏場の草むしりは熱中症のリスクがあり、虫刺されにも注意する必要がある。
低い姿勢で行うため腰に負担がかかる。
定期的に業者へ依頼する
楽な方法だが、定期的にコストがかかる。
自分で草取りをせずに、きれいな状態を維持したいと考えるのなら、定期的な依頼は避けられないので少なくとも年3~4回は依頼する必要がある。
まりもも家のようなコンクリート部分が多く、家の外周だけでも1回依頼すると5,000円程度かかるようなので、年4回依頼すると20,000円程度かかってしまう。
コンクリート施工する
草むしりから解放される一番の方法であるが、コンクリート施工は外構工事の中でも一番コストが高くつく(1㎡あたり15,000~20,000円程度)
しかし、究極の雑草対策はやはりコンクリート施工でしょう!
完全に雑草とおさらばしたいという場合は、コンクリート施工一択になると思います。
塩をまく
植物は、塩分濃度が高くなると枯れるので、 塩を撒くことで、雑草駆除、除草の効果はある。
塩は土に残りやすく分解されにくいので、雑草が新しく生えてくることも防ぐ。
コストも抑えられる。
だが、この分解されないところが問題で、ご近所で庭に植物・木などを植えられている場合、土壌はつながっているので、雨が降り、塩が流れ出て塩水となり、隣に流れ出て枯らせてしまう可能性がある。
また、建物自体や下水道などの地中の水道管などの配管などにも影響が出てしまうかもしれない。
熱湯をかける
コストはかからないが、熱湯は、運ぶのに危険を伴うし、表面の草には効果があっても地下の根には作用しないのですぐに草が生えてきてしまう。
除草剤をまく
農薬であることから、使用にあたっては、その内容を理解する必要がある。
土壌処理型、茎葉処理型等などの種類がある。
土壌処理型の場合は撒いて6ヶ月以上効果が続くが、茎葉処理型には持続性がなく、すぐに草が生えてくるので注意が必要。
よって定期的に撒く必要があるので、除草剤分のコストは定期的にかかる。
除草剤の種類によっては、塩と同様に、草以外の植物を枯らせてしまうものがあるため、ご近所で庭に植物・木などを植えられている場合、十分注意する必要がある。
除草剤を定期的に撒く場合も、すでに生えている草は処理したり、作業する場合は、ゴーグルやマスクなどをして行う必要がある。
グランドカバープランツ
地面を覆う植物のこと。地を覆うように広がって生息する植物の総称で踏まれても大丈夫な植物や日陰でも育つ植物、雑草が生えにくくなる植物などが多い。
一言で言って、素人には難しい。
ガーデニングであることには変わりないので、相応の手間がかかる。
草むしりが面倒と思っている人が手を出すべきではない。
固まる土
固まる土は、土にセメントや砂を入れたもの。別名「防草土」。
ホームセンターやネット通販などで手軽に入手できコストも安い。
扱いが簡単なのでDIYできる。
固まる土に水を撒くことで、数日で固まる。
長年使用していると割れたりするので、木の根元など人があまり歩かない箇所に使用するのが適している。
外構工事はどこに頼めばよいか
ここまで防草シートをDIYする方法について、解説してきましたが、「自分で防草シート施工を行う自信がない」、「自分で施工する時間がない」方もいらっしゃると思います。
また、「外構に関するリフォームを検討しているけどどこに頼めばいいのかわからない」「外構工事の相場は全く分からないけどできれば安く済ませたい」という場合がほとんどだと思います。
頻繁にお願いするようなものではないので、相場が分からず、業者の言い値で工事してしまったという事態は避けたいものです。
そこでオススメしたいのが、無料で複数社の外構プランと見積もりを手配してくれる「オンライン一括見積もりサービス」です。
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まとめ
防草シートは一度施工してしまうと、その後の手入れが本当に楽になります。
時短効果が高い!やって損はありません。
自分施工でするのが難しい場合、業者さんに頼んで施工してもらうのがおススメです。
また、新築外構工事をこれから依頼される方については、ただの砂利敷ではなく、防草シート+砂利敷で依頼してみてはいかがでしょうか。
初期費用はかかっても、後々雑草に悩まされることを考えれば、十分回収できるくらい効果があります。
以上、雑草とりに時間をとられて困っている方の参考になれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。